大学生が大学受験を終えて、そのままお世話になった塾講師としてアルバイトも始める学生が多いですね。
実際に受験勉強を経験した先輩として後輩を指導するというのもいいです。
でも、実は塾のアルバイトをしている大学生自身には良くない問題があるんです。
それは、アルバイトなのに最初からずっと上の立場ということです。
上の立場というのは塾生に教える先生という立場のことです。
これは大学の教授も学生がやるアルバイトとしておすすめできないと言っていました。
なぜその上の立場がいけないかというと、学生時代だからこそ上司や店長などから教わったり怒られたりする立場の方が社会人になる時に役に立ちます。
ずっと塾のアルバイトで自分が教える側として怒られたり、つらいという経験がないまま社会人1年生になると上司に怒られたり、教わる側となった時に慣れないということもありえます。
ここは縦社会やきつい練習などの体育会系部活に入っている学生が就活とかで有利と言われる由縁でもありますね。
そして、まだまだおすすめできないデメリットがあるので紹介していきます。
塾講師アルバイトのデメリットその1~稼げない・割に合わないってほんと?
塾アルバイトのデメリットはまず稼げないことです。
でも時給はそんなに他と違くないのに稼げないのはなんで?とはなると思います。
稼げない理由はシフトが固定で幅が狭いからです。
やはり働く時間は学校終わりの塾生がいる時間帯なので働ける時間が1日に少ないですね。
もちろん夏休みなど塾生の休み期間はロングシフト可能なので稼げる時は稼げます。
しかし固定なので、「稼ぎたい!」や「休みたい!」といってシフトの自由が利きづらいのもデメリットです。
そして時間外でも生徒のために勉強している時間も考えると時給に割に合わない可能性も高いです。
塾講師アルバイトのデメリットその2~精神的にきつい?大変だし責任とれる?
塾講師では生徒にしっかり勉強を教えるか、チューターとして相談を受けたりしますね。
そこでは塾生は志望校に受かりたく、お金を払って塾に来ています。
そんな中で責任をもって塾のアルバイトができますか?軽い気持ちでバイトとしてきていませんか?
さらにお金を払ってもらっているのに勉強を教えるのは学生。
飲食店などは調理などが同じで誰が出しても同じ料理が出てくるので問題ないです。
しかし塾では教えることが素人の学生が教えて、塾生が志望校に落ちてしまったら責任をとれるでしょうか?
勉強できるのと教えることは全然違いますし学歴が高いだけではだめです。
そこで教えることに集中すると時間外労働が増えてしまうので、また割に合わなくなります。
このような責任とや精神的にきつい、大変というデメリットがあります。
まとめ~メリットもあります~
ここまで塾講師のアルバイトを学生がやるのはおすすめしないデメリットを紹介していきました。
それでも覚悟してやりたいという学生ならいいと思います。
もちろんデメリットだけでなくメリットもあります。
・教え方を考えたり工夫することが良い経験になる
・教えた生徒が志望校に受かった時に喜びを2人で分かち合える
・生徒との出会いもある可能性がある(普通禁止ですが)
このようなメリットもありますので、しっかりと考えてアルバイトを選びましょう。